暮らす・働く

勝浦のまちづくり通じて出会った2人が結婚 勝浦朝市で和装披露

朝市通りで新婦を披露する汐音さん

朝市通りで新婦を披露する汐音さん

  • 0

  •  

 勝浦の街まちづくりを通じて出会った二人2人が遠見岬神社(勝浦市浜勝浦)での挙式を前に6月18日、勝浦朝市で和装を披露した。

遠見岬神社の石段前で撮影する新郎新婦

[広告]

 朝市関係者によると遠見岬神社で挙式は近年2組目。この日、式を挙げたのは勝浦市出身の吉清汐音さん(24)と埼玉県からの移住者の葵さん(28)。

 出会いは埼玉からの移住者で勝浦市街地に生花店を持ちフラワーアーティストとして活動している草薙卓さんが主催したバーベキューだったという。

 草薙さんの生花店と葵さんの実家が近かったことから家族ぐるみで付き合いがあった。草薙さんの移住を機に葵さんが勝浦を訪れるようになったという。

 勝浦朝市やコーヒースタンドで行き合い、会話を交わすうちに自然と汐音さんの友人らと遊ぶことが増え、徐々に距離を縮めていった。

 2022年、葵さんが勝浦に移住。10月に2人の交際は始まった。当初から互いに結婚を意識していたという2二人。ゴールインまでに、それほどの時間はかからなかった。

 挙式当日、朝9時に移住当初、葵さんが働いていた「松の家旅館」を訪問、10時過ぎまで朝市通りで和装を披露し結婚を報告をした。

 顔なじみの出店者からの祝福とクラッカーでの歓迎を受け、一人一人の出店者に声をかけ、一緒に写真を撮った

 地元で育った汐音さんを昔から知る近所の女性は「こんなちっちゃい頃から知っているから、私の方がうれしくなっちゃう…お嫁さんもあんなきれいで」と涙ぐみながらも笑顔で祝福。

 朝市の出店者・塩田さんは「こんなうれしい日はない。世話になったからって朝市で結婚の報告と披露をしたいなんて言ってくれて」と喜びでいっぱいの笑顔を見せた。

 朝市での披露を終え、遠見岬神社に戻り白無垢(むく)に装いを改めると、新郎新婦と親族は「参進の儀」に臨んだ。

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース