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勝浦の洋品店「せきとく」が今年も「地元愛Tシャツ」 釣りをモチーフに

毎年オリジナルデザインを発表する関政司さん

毎年オリジナルデザインを発表する関政司さん

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 勝浦の洋品店「せきとく」(勝浦市勝浦、TEL 0470-73-0401)が今年も、「地元愛Tシャツ」を売り出している。

生活関連商品を幅広く扱う

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 街と地域への愛着から、10年ほど前からオリジナルTシャツの製造・販売を始めた同店。店主の関政司さんは静岡県出身で、大学卒業後に勝浦に移り住み、人生の半分以上を「勝浦人」として過ごしてきた。

 「方言は地域文化そのもの。地域の人たちの生活の息づかいみたいなものを感じられるから好き。大切にしたいという思いから地域の方言をTシャツにして販売したら、テレビにも取材された」関さん。

 過去には「おっさ、そだっぺ、おーこぇ、むさんこ…」など、同地域一帯で使われる方言35種類を背中いっぱいにあしらった「勝浦人」Tシャツや、「I LOVE KATSU-URA」「カツオ一本」、勝の字を円で囲んだ「マル勝」などのデザインを、地元土産になればと製造・販売してきた。

 例年、ビッグひな祭りに合わせてトレーナーから製造を始めるという。ここ数年は規模縮小で開催していたためTシャツが主体だった。祭りが通常通り行われたため、今年はトレーナーから製造・販売。

 デザインは関さんが一人で考える。パソコンでデータ化し、最終調整をプリント会社に任せ、毎年200~300枚を発注。ほぼ完売するという。

 2023バージョンのデザインは房総半島レジャーの定番「釣り」をモチーフに起用。釣り針に食いつこうとする魚のイラストと「房総半島の南側」を意味する「THE SOUTH BOSO」の英文字をアウトドア風にしゃれを利かせてあしらった。

 「SOTOBO」ではなく「SOUTH BOSO」にした点について、「南房総市ができたから最近は『外房』なんて言われるようになったけど、もともとこのエリアは房総半島の南」という考えから。

しかし、今年デザインは「俺は、いつもみたいに日本語が書いてあるやつが良いなぁ~」と地元の常連客からは不評だという。逆に、観光客からは「房総の人たちのプライドを感じる」と好評。販売数は伸びているという。

 営業時間は9時~18時。水曜定休。

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