いすみ市内の旧岬町エリア長者地区と中根地区からみこしや山車が天神社に集まる「長者・中根13社祭り」が9月25日、例年よりも規模を縮小するものの4年ぶりに開催される。
2005(平成17)年に大原町と岬町が合併していすみ市が誕生。旧大原町エリアでは「大原の裸まつり」、旧岬町エリアでは同祭りを、毎年9月25日に行ってきた。
神社ごとに行う集落の祭りとは別に長者・中根地区から13社のみこしが集まり盛大に催される同祭り。
例年は15時40分ごろから長者地区のみこしや山車が「祭り唄」とともに商店街を練り歩く。
17時ごろから長者地区・中根地区が合流、天神社境内で気合いや外房エリアのみこしの特徴となっている縦に長い担ぎ棒を抱え込んでの走り込みなど「にぎやかし」を行う。
18時には各地区全てのみこし・山車が運動広場で一堂に会して担ぎ手たちによる掛かけ声やゆすり込み、持ち上げ、走り込みなど勇壮さの競い合いが行われる。
19時ごろから「別れ唄」で名残を惜しむ「大別れ」が行われる。例年は、これらの見所があるが、今年は長者地区のみでの開催となり。、中根6社の合流は行われない。
1982(昭和57)年~1983(昭和58)年ごろから、天神社(長者)、六所神社(岬町江場土)、江場土神社(岬町江場土)、白井神社(岬町三門)、小高神社(小高)の5社に加え中根地区からの7社に賀茂神社のみこしを含めた13社が集まるようになった。
少子高齢化、若い世代の不足で担ぎ手不足を理由に小高神社、熊野神社(岬町嘉谷)が参加を見合わせるようになり、近年は11社で祭りが行われてきた。
4年ぶりの開催となる今年は長者地区4社に賀茂神社を加えた5社での開催を予定。露天商や模擬店出店は例年通りを予定。境内に20~30の出店を計画している。来年以降は中根地区も承知し、従前規模での開催を視野に入れている。