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一宮で「消防体験フェス」 放水体験や救命救急講習も

消防団員と力を合わせながら「火」の的に向かって放水する

消防団員と力を合わせながら「火」の的に向かって放水する

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 一宮町の津波避難訓練の日に合わせ、放水や応急手当などが体験できる「消防体験フェス」が9月29日、一宮町保健センター(一宮町一宮)で開催された。

グループに分かれ、AEDの使用方法や応急手当の方法を学ぶ

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 9時から一宮町全域で避難訓練が行われた後、10時から同フェスが開かれた。来場者は放水体験や消防服を試着しての消防車の試乗、救急救命講習、防災VR体験を行ったのほか、非常食を試食した。併せて、スタンプラリーも実施。それぞれ体験した後にスタンプがもらえ、集めると非常食を含む景品が進呈された。

 消防車に乗れることもあり、親子で参加する姿も多く見られた。救命救急講習の体験は、長生郡市広域で初めて入団した女性消防団員が担当した。子どもにも分かりやくていねいな説明すると、真剣な表情で学んでいた。

 家族で参加した同町在住の女性は「看護師の仕事をしていて、応急手当の方法は身についているが、今まで自分の子どもに教えることはなかった。子どもと一緒にAEDの扱い方や応急手当を学べて良かった」と話していた。

 第4支団消防団の小関一真支団長は「防災意識の高まりもあって、多くの方に来場いただいた。非常食を含む景品を250個ほど来場者へ配布できた。来年もイベントを開催できるように準備したい」と話す。

 「消防団員は地元の人が集まって活動している。普段はおのおの働いているが、月1回程度の訓練や設備の点検を行っている。災害があった際は対策本部で情報を集めたり、火災の現場では消防士の後方支援に回ったりする。我々が動くことがないのが一番望ましいが、何かあった際には駆けつけられるよう普段から心がけている。消防団員の数が減ってきているが、このイベントを通じて消防団員に興味を持ってもらうきっかけになれば」とも。

 同様のスタンプラリーイベントは10月6日、長南町農村環境改善センターで開かれる「長南町防災フェア」でも行う。

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