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いすみにカフェ「リビングハピリー」 キッチンカーから実店舗へ

「LIVInG HAPPILY」の松宮さんと藤原さん。キッチンカーでの販売開始から約1年後に店舗をオープンした

「LIVInG HAPPILY」の松宮さんと藤原さん。キッチンカーでの販売開始から約1年後に店舗をオープンした

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 カフェ「LIVInG HAPPILY(リビングハピリー)」(いすみ市中原)が12月21日、オープンした。

古き良きアメリカをイメージした椅子やテーブルが並ぶ店内

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 同店は、太東海水浴場から徒歩5分の場所にあり、店内から海も見える。

 共同店主の松宮利英子さんと藤原紀美さんは元同僚。転勤に伴い外房エリアに転居し働いていたが、米や野菜、果樹など、地元素材の豊かさとおいしさに感動し、これらを使った料理の提供をしたいと意気投合。仕事を辞め2022年11月に、キッチンカーでホットサンドの販売を始めた。

 地元の米や旬の食材をなるべくシンプルに調理し、神社で開催される祭りや古本市など、地域のマーケットに出店。出店を重ねて多くの人との出会う中で、元飲食店だった物件を紹介された。
 「店舗を持つことに興味はあったが、今の自分たちにできるのかどうか悩んだ。既に店を持っている方や地域で活動している方などに相談しアドバイスをもらい、最終的に挑戦することを決めた」と2人は振り返る。

 改装は、プロの手を借りながらも、ペンキを塗るなど自分たちでできるところは自分たちで行った。イベント出店を通し出会った仲間も手伝いに来てくれた。大きな窓には、近所の家族と共に、店をイメージした大きな絵を描いた。

 店舗面積は約30坪。席数は18席で、ソファ席もある。インテリアは、市内にあるアンティークショップ「いすみブラン」の店主と相談しながらそろえた。古き良きアメリカをイメージした椅子やテーブルを並べ、一部商品は販売も行っている。

 店内には、キッチンカーで出店したイベントでお世話になった人々の商品も並べる。寄贈本をいすみ鉄道と地域ために活用している「い鉄ブックス」の本、ミシンアトリエ「マチノイト」の古布を利用した限定バッグも販売。

 メニューは時期によって内容を変える予定だが、当面は、10時~12時、有機小麦ベーグル(または有機小麦ブレッド)とトッピング2種が付くモーニングセット(700円)、12時からは、「HAPPILYプレート」(1500円)、「SMILEバーガープレート」(1300円)「スーププレート」(1200円)を提供する。その他、旬の素材を使ったドリンク、スイーツを用意。

 オープン当日は、この1年で出会った多くの人がお祝いに駆けつけた。2人は「たくさんの人に支えられてオープンすることができた」と、笑顔であいさつした。

営業時間は10時~16時(モーニングは10時~12時、ランチは12時~)。木曜・金曜定休

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