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鴨川で「ボランティアの集い」 千葉県内の社会福祉関係者100人が参加

第37回千葉県ボランティアの集い実行委員会のメンバー

第37回千葉県ボランティアの集い実行委員会のメンバー

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 鴨川館(鴨川市西町)で1月8日~9日、「千葉県ボランティアの集い」が開催された。

岩崎さんの記念講演

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 1泊2日のボランティア活動プログラムを通じて自分を高め、相手を思いやる心を養うことを目的に行っている同イベントは今回で37回目。今年は「思いやり、支え合うボランティア」をテーマに行われた。

 今回は、千葉県内を中心に社会福祉協議会職員、社会福祉施設関係者、ボランティア活動をしている人、ボランティア活動に関心のある人など約100人が参加した。

 1日目は、第一分科会「ボランティアの現状と未来」、第二分科会「高齢者って何歳から」、第三分科会「地域が主役の地域包括ケアシステムの取り組み」、第四分科会「多世代で創る 誰も取り残さない街づくり」の4つのテーマに別れて分科会を行った。

 第一分科会では、ボランティアの現状やこれからのボランティアのあり方について話し合った。第二分科会では、健康寿命を伸ばすことについてなどを話し合い、「『何歳から高齢者』のように年齢で区切ることはできない」「新しいことにチャレンジするなど生きがいを持って活動することが大事」などといった意見が出た。

 第三分科会では、船橋市の居住支援サービスである「住まいるサポート」の事例共有をはじめ、子ども食堂、未来を担うボランティアのあり方などを話し合った。第四分科会では、ファシリテーターが千葉県御宿町にオープンした地域拠点や静岡県三島市の「健幸政策」についての事例発表をし、参加者は自身が普段活動している地域の課題や事例の共有を行った。

 2日目は、一般財団法人日本ペップトーク普及協会・代表理事の岩崎由純(よしずみ)さんによる記念講演「勇気、元気、やる気を引き出す励ましの言葉、ペップトーク」が行われた。「ペップトーク」は、アメリカでスポーツの試合前に監督やコーチが選手を励ますために行う短い激励のスピーチのこと。岩崎さんは、コミュニケーションとしてスポーツ現場だけでなく、家庭や職場、教育現場などですぐに実践できるシンプルでポジティブなトーク術を伝えた。

 第37回千葉県ボランティアの集い実行委員会・実行委員長の富樫泰良(たいら)さんは「千葉県が日本で一番幸せな県になることを目指し、日本全体の幸福度を上げていきたい。特に社会福祉においては横の繋がりが大事。それぞれの地域の事例を共有しながらより良い事業展開ができれば」と意気込む。

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