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キッチンカー「ひといきおにぎり」、いすみのマルシェに初出店

「ひといきおにぎり」の横澤さんと「おにぎり工房かっつあん」の坂本さん

「ひといきおにぎり」の横澤さんと「おにぎり工房かっつあん」の坂本さん

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 キッチンカー「ひといきおにぎり」が12月23日、「おにぎり工房かっつあん」(いすみ市増田)で開催された「ナカガワminiマルシェ」に初出店した。

坂本さんが見守る中、おにぎりを販売する横澤さん

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 「ひといきおにぎり」の横澤美紀さんは元々おにぎり好きだったが、今年3月に遊びに行ったイベントで「おにぎり工房かっつあん」のおにぎりを食べ、そのおいしさに衝撃を受けた。

 同店は、坂本勝彦さんが「冷めてもおいしい」千葉の三大ブランド米でもある「いすみ米」を、多くの人に味わってほしいと、2011(平成23年)年、脱サラして開業した。店舗での販売のほか、イベントにも多数出店。地域住民や移住者との交流を通し起業や移住の相談にも乗っていた。

 横澤さんは、自分でもおにぎり店をやってみたいと考え、弟子入りを申し出る。坂本さんの店へ通いながら勉強し、車をキッチンカーとして整備。10月、不定期ながら、一宮町の釣ヶ崎海岸で週末販売を始めた。

 「店名には、『忙しい日常の中でおにぎりを食べてひと息ついて欲しい』という思いを込めた」と、横澤さんは話す。

 マルシェへの出店は今回が初めて。

 「ナカガワminiマルシェ」は「おにぎり工房かっつあん」の店の軒下で毎月開催。毎回7店~10店ほど、コーヒーや焼き菓子、野菜などが並ぶ。
 「出店者はもちろん、来店者も常連が多く、アットフォームな雰囲気のため、初めての出店にちょうどいいのではないかと思い誘った」と坂本さんは話す。

 当日は、オープンから初出店のおにぎり店目当ての客が駆けつけた。一宮町で代々続く農家の米を使い、梅やおかかなどの具のおにぎりを並べた。正午過ぎには、用意したおにぎりは全てすべて売り切れた。

 横澤さんは「緊張したが、たくさんの人と話ができとても楽しかった。今後は、さまざまな場所へ出店していきたい」と、意気込みを見せる。

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