勝浦市内随所にひな人形が飾られる春の風物詩「かつうらビッグひな祭り」が、2月23日から3月3日に行われ、多くの人でにぎわった。
当日のスタッフリーダーとして活躍した濱口さん(左)。スタッフと一緒にドリンク販売も
会期中に勝浦市旧市役所通りで開催された「キッチンカーもやってくる」では、スタッフとして地元の多くの若者が活躍した。
当日、スタッフのリーダーを務めた濱口一幸(いちご)さんは同市出身の21歳。スタッフとしてキッチンカーイベントに5回ほど関わってきたが、「かつうらビッグひな祭り」期間に携わるのは今年が初めて。イベント当日の業務だけでなく、スタッフ募集、当日の仕事の割り振りなど人事全般も担当した。
「千葉市の高校へ進学したので、地元で過ごしたのは中学生まで。あまり地元になじみはなかったが、イベントを重ねるごとに地元の人たちに声をかけてもらえるようになった。特に今回のひな祭りは大きなイベントで、街中で行われたのもあり、たくさんの人と話せた。皆に喜んでもらったり、ドリンクが売れたり、うれしいことが増えて勝浦がどんどん楽しくなっている」と振り返る。
主催者である北崎匠さんは「スタッフを集めるに当たり地元の若者に任せると、やはり地元のネットワークが強い。友人から知り合い、兄弟まで数珠つなぎのようにすぐに集めてくれる。皆、仲が良い中でも、メリハリをつけて真面目に仕事をしてくれる人ばかり。スタッフは10~20代前半で年下ばかりだが、年齢に関係なく本当に感謝と尊敬の気持ちしかない」と話す。
初日をはじめ会期中の週末は天気が崩れることが多かったが、最終日は快晴となり、街は多くの人でにぎわった。
「最終日は特に子どもや家族連れなど、大勢に人に喜んでもらえてうれしかった。会期中、毎朝毎晩行われた遠見岬神社のおひなさま設営、・撤収にスタッフも総勢10人参加させてもらったこともありがたかった」と北崎さん。
「今後も来てくれた人がワクワクするような企画を考えていきたい」とも。
キッチンカーイベントは、今後も地元若者を中心に企画し、現在、ゴールデンウイークに向けて準備を進めているという。