
一般社団法人「日本盆栽協会」いすみ支部による「盆栽展示会」が2月21日~23日の3日間、いすみ市岬公民館(いすみ市岬町)で開催された。
同展示会は毎年2月に開き、今回で17回目。今年は同協会会員の作品28点を並べた。同会は、大原、夷隅、岬の3町が合併していすみ市になった2005(平成17年)に設立。前身であるかずさ岬支部は1965(昭和40)年ごろに活動を始めており、現在も所属する会員の中には、半世紀以上にわたって腕を磨き続けている人もいる。現在、会員は70代が中心だが、日々、技術向上を目指して活動している。
同会支部長の大岩保幸さんは「毎年3日間で600人ほどが来場する。今年は、初日から行き交うのが難しいほど多くの人が訪れ盛況だった」と話す。来場者は市内の人を中心に60~80代が多いという。市内在住の男性は「毎年、案内をもらうので楽しみに来ている。今年も素晴らしい作品ばかり」と話していた。
大岩さんは「管理していない荒木から仕上がりをイメージしながら作品を作っており、一点一点に思いがある。自然相手なので難しいことも多いが、植物を愛する心で向き合っている。展示会を通し、四季を感じ、植物を身近に感じ、親しみを持ってもらえるきっかけになれば」と話す。