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いすみで「インバウンド推進部会」発足 地域で協力、底上げ目指す

会合には、いすみ市内で事業を行う代表者や関係者、市の職員など17人が参加した

会合には、いすみ市内で事業を行う代表者や関係者、市の職員など17人が参加した

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 いすみ市商工会(いすみ市大原)で3月4日、インバウンド推進部会の初会合が開催された。

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 同市商工会では、これまでに市内の事業者や行政と協働で新規事業の創造を目指していく新規事業創造委員会で地産材の利活用や、地域文化の継承、空き家問題の解決など、さまざまな新規事業を生み出してきた。今回、地域のインバウンド誘致を民間主導で促進していきたいという思いから、新たに「インバウンド推進部会」を新設した。設立メンバーは、いすみ市内で事業を行う代表者や関係者、市の職員など17人。

 会合では、同会部会長を務め同市で民泊を経営する「ナナクニヤマMINKA」オーナーの松村剛さんが現状のインバウンド利用者状況などを共有。参加者からも、過去にインバウンド向けに行ったイベントの事例発表や、現在の事業とインバウンド推進をどうつなげていくかの提案発表があり、さまざまな意見を交換した。

 参加した市内在住の建築士は「市内の宿泊事業者をはじめ、民芸品店、飲食店、IT企業の経営者、外国籍の移住者などさまざまなジャンルのメンバーが集まった。それぞれの特性を生かしながら、インバウンド向けのスタディーツアー等を一緒に企画していき、その成果を共有しあいながら、集客力と参加者満足度の高いツアーを民間主導で生み出していきたい」と話す。

 松村さんは「インバウンドの可能性を大いに感じており、さまざまな意見交換ができて良かった。こうした活動が地域の底上げにつながると信じている。そのためには、ここに集まった皆さんをはじめとし、地域全体で取り組んでいきたい」と意気込みを見せた。

 次回は4月に開催し、今後は定期開催を予定する。

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