
ゲームを通して世代や地域を越えた交流を目指すeスポーツ大会「御宿ぷよテト祭り」が5月3日、御宿ホール(御宿町須賀)で開催される。
学生ボランティアとして参加したeスポーツ高等学院の生徒たち。今年も会場を盛り上げる(写真提供=eスポーツ高等学院)
主催は任意団体「EYE・ON(アイオン)」。同団体代表で同町内にある最明寺住職の松崎馨田さんが「ゲームを通して世代や地域を越えた交流の場ができたら」と考え、昨年初めて開催し、今年で2回目。
松崎さんは「昨年、初めて開催したが県内だけではなく、東京や神奈川からの参加者もおり、町内の宿に泊まった人も20人ほどいた。イベント終了後も宿泊先で顔を合わせる機会があり、『交流が深められて楽しかった』という声もあった。海や砂浜、食など御宿ならではの環境を楽しむ人もおり、今後の可能性を感じた」と話す。
同大会では「テトリス部門」「ぷよぷよ部門」のほか、テトリス担当とぷよぷよ担当の2人1組でチームを組む「2on2部門」を設け、各部門32人が対戦する。「既に多くのエントリーがある。ゲスト選手として飛車ちゅうプロが参加し、大会の実況や解説も行う。小学生選手も参加するので、世代問わず対戦を楽しんでもらえるのでは」とも。
今年から、御宿町や同町観光協会が後援し、地元企業も支援。JAPANNEXTが、会場で使うモニターを提供するほか、地元旅館「大野荘」が賞品として伊勢エビを用意する。
松崎さんは「御宿町近郊で体験会や出張イベントを開いており、少しずつ交流が広がりつつある。eスポーツ大会は、都市部では比較的なじみがあるが、全国的に見ても地方での開催はまだまだ少ない。eスポーツのファン交流会に参加すると、大会開催地として御宿を知っている人が増えている印象を受ける。今回の大会参加をきっかけにゲームを通して交流を深めつつ、御宿の魅力にも触れてもらえれば」と参加を呼びかける。
開催時間は10時~18時。参加無料。事前申込制。定員になり次第、受け付け終了。観戦のみの場合、入退場自由。