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松山バレエ団、いすみで新「白鳥の湖」上演 森下洋子さん出演

今回、市制20周年を記念し新「白鳥の湖」いすみ版を上演する松山バレエ団(写真提供=松山バレエ団)

今回、市制20周年を記念し新「白鳥の湖」いすみ版を上演する松山バレエ団(写真提供=松山バレエ団)

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 いすみ市制20周年を記念した松山バレエ団による新「白鳥の湖」いすみ版が6月14日、岬ふれあい会館(いすみ市岬町東中滝)で上演される。

3歳でバレエを始め、舞踊歴70年を超える森下洋子さん(写真提供=松山バレエ団)

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 同バレエ団による公演は、バレエ団と交流のあった「外房こどもクリニック」の前理事長黒木春郎さんと秀子さん夫婦が「地域の子どもたちに舞台芸術の感動を届け、成長の糧としてほしい」と考えたことをきっかけに、2017(平成29)年に初公演。今回で6回目となる。

 2018(平成30)年には、いすみ市が一般公演と併せて市内の小中学生を招いた芸術鑑賞事業を開始。松山バレエ団理事長で団長、プリマバレリーナの森下洋子さんは「自治体主催の学校公演は全国的に見てもとても貴重。回を重ねるごとにいすみ市、いすみ市教育委員会はじめ、地元の多くの人から舞台芸術を応援する気持ちを頂き、毎年、パワーアップしている」と話す。

 新「白鳥の湖」は、1994(平成6)年に松山バレエ団総代表で演出・振り付け家の清水哲太郎さんが新たに演出、振り付けした作品。今回の公演では、舞踊歴70年を超える森下さんが第2幕のオデット役を演じる。

 「毎年、澄んだ空気と美しい海、豊かな恵みあふれるいすみの地で、公演を行わせていただけることをとても楽しみにしている。ここに来ることで私たちもたくさんの元気をもらっている」と森下さん。

 当日は、NPO法人「いすみライフスタイル研究所」が中心となって、受付などのロビー業務をボランティアで対応するほか、いすみ鉄道がグッズの出張販売を行い会場を盛り上げる。東京から訪れるファンも例年、少なくないという。

 「バレエは敷居の高いものと思われることが多いが、カジュアルに楽しんでもらえたら。いすみ市制20周年を祝う今回、お祝いの気持ちと共に新『白鳥の湖』という澄んだ希望に満ちた作品を、心を込めてお届けしたい。ぜひ多くの人に劇場に足を運んでもらえたら」と鑑賞を呼びかける。

 13時15分開場、14時開演。料金は、大人=9000円(いすみ市民割引8,500円)、子ども=7000円(同6,500円)。全席指定。チケットは、岬公民館、いすみ市生涯学習課、夷隅文化会館で取り扱う。

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