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長南集学校で「大人が考えた本気の肝試し」 廃校生かし地域住民と企画

2019年に開校した「長南集学校」。肝試しイベントは、日没からスタート。校舎内にあるカフェ「長南ドライブイン」ではビアガーデンも開いた

2019年に開校した「長南集学校」。肝試しイベントは、日没からスタート。校舎内にあるカフェ「長南ドライブイン」ではビアガーデンも開いた

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 「大人が考えた本気の肝試し 長南集学校肝試し おかえり 2nd」が8月23日、長南集学校(長南町長南)で開催された。

準備中の肝試し会場内の様子。参加者は与えられたミッションを元教室内で遂行する

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 全国の廃校を活用し、地域のI Tコンサルティング事業を展開している一般社団法人「おかえり集学校」が運営する同施設。廃校となった旧長南小学校を利用した施設で、町内での無料出張サポートやパソコン・スマートフォン等のI T機器全ての無料相談を受けるほか、入館無料で自由に立ち寄ることができる。

 同イベントは、長南集学校と地域住民が主催。今年3月に初開催し、今回で2回目。当日は、町内外から12組46人が参加した。

 参加者は「忘れ物を見つけ、無事にスタート地点に戻って来る」というミッションを受け、会場である校舎2階・3階の元教室とトイレを探索。手元の明かり灯りとして、地域おこし協力隊の竹渕真博さんが地元の竹で作った「竹灯り」が手渡された。1組ずつ15分おきに校舎内を回り、参加者同士がすれ違わないよう工夫したという。

 町内から参加した20代女性は「怖いという話を聞いて参加したが、期待を裏切らない内容だった」と話していた。

 スタッフとして参加し衣装作りを手がけた西原有華さんは「脅かし役としてどんな動きをしたら良いのか考えるのが新鮮だった。子どもから大人まで幅広い世代が皆一緒に楽しめるのが良かった」と振り返る。

 長南集学校スタッフで同町内で生まれ育った仁茂田祐基さんは「地域の人と協力してイベントを行うことで地域を盛り上げたり、子どもたちに楽しい思い出を残したりすることができたりするのでは。楽しい思い出が残ることで、将来、地元に残るきっかけの一つになれば」と期待を込める。

 次回開催は2026年3月ごろを予定している。

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