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大原高が10周年 海洋科学系列で遠隔地からの生徒受け入れ開始

学校での「学び」について発表する生徒。園芸系列、海洋科学系列、生活福祉系列のほか、キャリア学習についても発表した

学校での「学び」について発表する生徒。園芸系列、海洋科学系列、生活福祉系列のほか、キャリア学習についても発表した

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 千葉県立大原高校(いすみ市大原)の開校10周年記念式典が10月30日に開催された。

生徒代表あいさつをする生徒会長の渡辺さん

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 同校は2015(平成27)年、千葉県立岬高校、千葉県立勝浦若潮高校、千葉県立大原高校の3校が統合し開校。総合学科として2年次から普通・商業系列、園芸系列、海洋科学系列、生活福祉系列の4つの系列を選択。地域における水産教育の長い歴史を持つ勝浦若潮高校を引き継ぐ海洋系列、岬高校の果樹園や畑を引き継ぎ栽培に取り組む園芸系列など、実際の体験を通し専門知識を学ぶ。

 海洋科学系列では、地域の海を題材に、水産資源の守り方や海洋環境、マリンスポーツを中心に学び、1級小型船舶やダイビングの資格を得ることができる。来年度の入試より遠隔地からの生徒募集を開始、親と同居していなくても出願を受け入れる。

 式典には、同窓会や卒業生、地域住民などが参加。第2部では在校生が、それぞれの系列について発表した。

 生徒会長の渡辺真緒さんは「岬高校の自然との共生を大切にする姿勢、勝浦高校の地域産業との関わり、そして大原高校の伝統ある学びの文化。それらは単に過去のものではなく、今の私たちの学校生活の中に息づいている。この大原高校で互いに学び合い、支え合いながら地域と共に歩んでいけたら。それぞれの系列校の精神を胸に私たち自身が新しい伝統を築いていけるよう、日々努力を重ねていきたい」とあいさつした。

 同校では11月8日、文化祭「潮風祭」を開催する。

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