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長南で「正月飾り作り体験」 材料から作り方まで地元講師から伝統学ぶ

わらから縄をよる講師の山形さん。熟練の技が必要(写真提供=ちょうなん里山ぐらし案内人)

わらから縄をよる講師の山形さん。熟練の技が必要(写真提供=ちょうなん里山ぐらし案内人)

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 長南町の伝統的な正月飾りを作る「お正月飾りワークショップ」が12月20日、長南町農村環境改善センター(長南町報恩寺)で開催される。

長南町の伝統的な正月飾り。それぞれの材料にはいわれがあり今も受け継がれている(写真提供=ちょうなん里山ぐらし案内人)

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 2020年、同町の地域おこし協力隊に着任した田島幸子さんが発案した同企画。今年で6回目。田島さんは「地域のことを知る中で、長く受け継がれている伝統や技術があることを知った。後世に伝えつつ、地元の人と移住者とをつなぐきっかけができないかと考えた」と振り返る。

 同町の正月飾りは、わらで縄をより、クロマツ、マダケ、ウメ、ウラジロ、ユズリハ、ダイダイで作る。「材料は全て地域で手に入るもの。それぞれに意味があり、作る時期や飾り方などの作法もある。ウラジロは代々続いている縁起物。貴重な植物のため、人によっては採取できる場所を教えない人もいる」と田島さん。

 講師は、地元で生まれ育ち毎年正月飾りを作っている山形俊男さん。田島さんは「山形さんは80代になるが、話が上手で、移住者の中には交流を深め技術を学んでいる人もいる。地域ならではの伝統を伝えつつ、買ったものでは味わえない深み、手作りをすることで家族、周りの人の幸せ願うことの大切さを伝えてくれている」と話す。

 「技術を身に付けたいと毎年参加する人もいる。子どもと一緒に家族で参加し、作業を通し仲良くなる人も多い。技術を学ぶだけではなく、地元の人との交流の場になっているのでは。手作りすることの楽しさに触れ、伝統を継いでいくきっかけになれば」と参加を呼びかける。

 開催時間は10時~14時30分。参加費は1組3,500円。希望者のみ昼食付き(別途1,300円)。要事前予約。定員になり次第、受け付け終了。

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