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いすみで日本語教室 漁師の祝着「万祝」に触れ、海の文化を知る

万祝を着るインドネシア人の参加者たち

万祝を着るインドネシア人の参加者たち

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 いすみ市国際交流協会主催の日本語教室が1月25日、根方区民会館(いすみ市大原)で開催された。

万祝などの海洋芸術品について説明する荘司さんと、熱心に話を聞く参加者

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 1995(平成7)年に発足した同協会。30年以上活動を続け現在は毎月1回、同館に集まり、いすみ市在住の外国人にボランティアで日本語の学習機会を提供している。参加者は、漁業特定技能実習生のインドネシア人、スリランカ人、ウクライナ人などが多いという。

 今回は同協会役員の荘司明さんが「房総の海洋文化である万祝(まいわい)を学びながら日本語学習をしてみては」と提案。荘司さんは白浜海洋美術館(南房総市白浜町)を訪れたことをきっかけに「万祝の存在を強く認識するようになった」という。

 万祝とは江戸時代後期に房総半島の沿岸漁村で生まれたと言われ、桁外れの大漁が起こった時に船主から漁師や関係者に配られた祝着のこと。その文化は昭和30年代まで続き、大漁を祝い海に感謝を伝える場で着用されてきた。荘司さんは「白浜海洋美術館長の柳さんと話す機会があり、長く万祝について研究していたことを知った。柳さんの生きざまと収集した海洋芸術品の数々に感動した」と振り返る。

 当日は、荘司さんが所有する万祝や万祝人形などの海洋芸術品、古い資料や書籍を持参し、房総の万祝文化について説明した。参加した6人のインドネシア人は普段から漁業に携わっているため、万祝の歴史や染め上げられた模様の言われなど、興味深そうに耳を傾けていた。

 荘司さんが「万祝を着たい人はいますか?」と呼びかけると、参加者は即座に「着たいです」と返答。代わる代わる万祝を着用し記念撮影した。写真はSNSで共有して家族や友人に送るという。参加したアディさんは「インドネシアにも祭りの時に着用するバティックという海を表現した衣装があるので懐かしい」と話していた。

 同協会の藍野彰一会長は「今日の参加者は普段から漁業に携わっている実習生なので、日本の伝統文化に触れる中で、より理解も深まったのでは」と期待を込める。

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