長南町の古民家宿「雨ト月-ametotsuki-」(長南町千田)で4月10日、地元住民に向けた内覧会が開催された。
オーナーの丸山彩乃さんは8年前に移住。専門家の協力を得て土中環境に着目した裏山と庭の整備や自然素材にこだわった古民家改修を行い、2023年にオルタナティブ・スペース(多目的空間)として古民家「雨ト月」をオープン。不定期で、ワンデーカフェやアートイベントを開催していた。2025年12月に旅館業の許可を取得し、一棟貸しの古民家宿としての営業を始めた。
当日は、地元住民約30人が参加。丸山さんは「雨ト月は、里山の静けさの中でゆっくり休み自然と向き合う時間を過ごすための宿。長南町は都内から車で1時間。移住を決めたとき豊かな里山の風景と文化が残っているこの町に心が震えた。自分自身が旅を通じてたくさんの出会いと経験をもらい、自分の宝物となっている。その恩送りとして、ゲストの方のすてきな思い出作りのために、この場所を使ってもらえたら」とあいさつした。
「地域おこし協力隊、地元の農家、林業、狩猟、郷土の文化を受け継ぐ住民と協力しながらこの宿を通じて、里山を守る営みや文化に出会う糸口になれば。移住体験の場にもなれたら」とも。
内覧会に訪れた町内に住む女性は「草木染めや野外調理など、さまざまなワークショップを自宅で企画している。宿泊する場所が増えることでさらに深い里山の体験につながる。この町にしかない魅力を感じる場所になれば」と期待を寄せる。
1日1組限定で、料金は一棟貸し切りで3万3,000円~(最大収容人数8人)。希望者には、里山探検、農業体験、ジビエバーベキュー、狩猟・解体体験も案内する。