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御宿で「つるし雛めぐり」 一つ一つ願いを込め地元女性が手作り

手作りのつるし雛

手作りのつるし雛

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 御宿町内で2月17日、「第12回まちかどつるし雛(びな)めぐり」が始まる。

アワビの貝を利用した飾り

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 「月の沙漠記念館」(御宿町六軒町)と「手づくりの蔵」(久保)を拠点に、御宿町内の宿泊施設や飲食店、商工店など24カ所の会場に「つるしびな」を飾り、訪れる人をもてなす同企画。今回のテーマは「繋(つな)ぐ~やさしさ繋ぐ輪の心~」。展示するつるしびなは、同町商工会議所や岩和田地区の女性部のメンバーが一つ一つ手作りした。

 「月の沙漠記念館」の飾りを担当する同町商工会議所女性部・部長の鈴木光子さんは「御宿の活性化を願い、つるしびなを始めた。町が明るくなれば。メンバーのほとんどは縫い物をしたことがなかったので最初はみんな下手だった」と振り返る。

 「1回目はピンク色の桃、2回目は赤色の猿で、1人100個くらい作った。1回目と2回目では出来が全然違う。子どもたちが健やかに育つようにと気持ちを込めてひと針ひと針丁寧に縫っていくようになったら上達が早かったし、作るのが本当に楽しかった。つるしびなを見て、優しい気持ちになっていただければ」と笑顔を見せる。

 「手づくりの蔵」の飾りを担当する同町岩和田地区女性部の木原京子さんは「何十年も使われていなかった蔵を活用してつるしびなを飾る。岩和田地区を担当するので、海女の文化が伝わるようなものも展示できたらと考えている。地元の人もあまり知らない蔵を通して、多くの人に町を巡っていただけたら」と話す。

 開催時間は9時~16時30分(展示会場によって変動あり)。参加無料。3月4日まで。

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