千葉県立大多喜高校(大多喜町大多喜)の生徒が4月24日、いすみ鉄道いすみ線の城見ヶ丘駅にパンジーのプランターを設置した。
参加したのは同校生徒会・いすみ鉄道対策委員会所属の生徒3人。同鉄道に関連する活動は定期的に行っており、今年で7年目を迎える。今回設置したパンジーは同校生が種から育てた。
「私たちにできることは何かを常に考えて地道に活動している。今回は、ムーミン列車カラーである黄色のパンジーを駅に設置した」と引率した同校教諭。「国鉄だったいすみ鉄道は、赤字が続いたためにJRになれなかった鉄道。廃線の話が出たが、地域の方々が『自分たちの鉄道を自分たちで守ろう』と日々一生懸命活動してきた。それを見て育った子どもたちは、若いうちから活発に鉄道に関わる活動をしてくれている。このような社会活動が地域に根付き、伝統になれば」と同鉄道の鳥塚亮社長。
参加した同校生は「社長とは会えば話をする仲。フレンドリーだし、自分たちの意見をよく聞いてくれる」と話していた。