8月25日にアキバ・スクエア(東京都千代田区)で開催された「第4回 全国ふるさと甲子園」で勝浦市が3位に輝いた。
当日は全国各地から集まった55団体が、自慢のロケ地とご当地グルメなどを通してふるさとをアピール。一般来場者と審査員の投票で「行きたいまちNo.1」を決める。千葉県からは勝浦市、いすみ市、柏市、茂原市が出展した。
勝浦市からは、映画やドラマ、CMなどのロケの誘致や支援活動を行い、地域資源のPRや地域活性を目的に活動する地域団体「勝浦ロケーションサービス」がブース出展した。
同団体は、9月7日に公開を予定している映画「きらきら眼鏡」をPR。同市と船橋市を中心に撮影が行われた縁から、映画監督や船橋市・船橋宿場町再生協議会等からの応援も駆けつけた。
会場では、同市で水揚げされたカツオのフライをご飯にのせ、冷たいダシをかけて食べる「冷やし勝運(かつん)カツ茶漬け」を提供したほか、「勝浦タンタンメン(3食入り)」、新米ふさこがねの「勝運米」、勝浦産のかつお節「勝ぶし」、お祭りの際に振る舞われる色水をソーダ仕立てにした「IROMIZU-SODA」など同市の縁起物を出品した。「IROMIZU-SODA」は、「『めっちゃ?モテモテ』恋愛運(イチゴ味)」「『お財布☆パンパン』金運(マンゴー味)」「『人生♪ノリノリ』総合運(ブルーハワイ)」の3種類を提供。キャッチコピーは昨年、同市在住の女子高生が考案した。
当日は遠見岬神社で祈願してもらったスクラッチのおみくじも用意し、「大大吉」がでた人には「きらきら眼鏡」のペアムービーチケット、「大吉」がでた人にはタンタンメンのお菓子などをプレゼントしたほか、同団体のスタッフがおみくじの当選者の名前を呼び、全力で万歳をするなどして参加者を楽しませた。
同団体メンバーの久我恵子さんは「会場内で勝浦が一番盛り上がった。常に一体となっておもてなしをするというのが出ていた。自分たちも楽しんで、お客さんも楽しませることができたと思う。結果は3位だったが、『勝浦ここにあり』という存在感をだすことができた」と振り返る。万歳コールを何回もやり、万歳のしすぎで筋肉痛になってしまった。本当に楽しかった」と笑顔で話す。
同団体メンバーの高梨清香さんは「周りのブースも巻き込んで、一緒になって万歳をしてくれた。勝浦には周りを巻き込む力がある。今回テーマにした『元気・威勢のよさ』『縁起のよさ』といった勝浦らしさをすべて伝えることができた」と振り返る。
「きらきら眼鏡」は10月8日、勝浦市芸術文化交流センター「キュステ」で公開する。