勝浦市内で2月22日から、「勝浦ビッグひな祭り」が開催される。
同イベントは、人口減少・高齢社会が進む中で市民が中心となり、まちおこしや観光客誘致のため市内全域にひな人形などを飾ることにより、商工業者や青少年から高齢者まで幅広い世代による地域の活性化を図ることを目的としている。
勝浦市、徳島県勝浦町、和歌山県那智勝浦町で構成する「全国勝浦ネットワーク」の縁により、徳島県勝浦町より約7000体のひな人形を里子として譲り受け、2001年に同イベントを開催したのがきっかけ。期間中、同市芸術文化交流センター「キュステ」をはじめ、市内各所に約3万体のひな人形を飾る。
同市内の遠見岬(とみさき)神社の60段の石段一面に約1800体の人形を飾り、夕暮れ時からライトアップする。
同市観光商工課の担当者は「寒さ厳しい中だが、運営サイドはいよいよという感じで熱い気持ちでイベント準備を進めている。街はまだまだひな祭りモードという感じではないが、これから市内では河津桜が咲き始め早い春の訪れとともに一気に『ひなまつり』で街中が華やぐ」と話す。「勝浦市内各所に約3万体のひな人形が飾られる。中でも、遠見岬神社の60段の石段に飾られる1800体のひな人形、『キュステ』に飾る約8000体のひな人形は圧巻」と話す。「この機会に早春の房総、勝浦を楽しんでいただきたい。新鮮な海の幸や勝浦タンタンメンなど勝浦グ ルメも楽しみに来ていただければ」とも。
地元の人たちに向けては、「このイベントは毎年、地元の方たちの協力のおかげで成り立っている。朝夕寒い中での準備や片付けをはじめ街中をひな祭りで染めていただいている原動力は、まぎれもなく地元の方たちの思い。その思いに少しでも応えたい、その思いを勝浦に来た方たちに届けたいとの気持ちで長く続けられているイベント。地元の方たちには感謝しかない」。
3月3日まで。