御宿町上布施で「子どもの日」の5月5日、「第6回URA御宿イベント」が開催された。
「歌って、踊って、楽しんで、観て、参加して、食べて」をテーマに開かれた同イベント。地元の消防団員や少年野球チーム関係者、個人経営者など町内の多くの人が運営に携わった。運営スタッフは全員が有志ボランティアだという。
当日は会場にステージを特設し、民謡ショー、ダンスパフォーマンス、バンド演奏などを行った。会場には、飲食店、マッサージ体験、貝殻で作った雑貨販売、地元産の米・伊勢エビかまぼこ販売など模擬店16店が並んだ。参加型企画として、竹の棒で素振りをして空気を切る音を出す「竹棒 神スイングチャレンジ」と、35グラムを狙って一つのおにぎりを作る「布施米争奪おにぎり対決」が行われた。おにぎり対決の優勝者には同町産の「布施米」が贈られた。
有志ボランティアスタッフの北村昭彦さんは「URA御宿イベントでは毎年お客さんとして参加していたので、ボランティアスタッフをやるのは今回が初めて。事前準備として草刈りをやり、当日は誘導員を担当した。有志が集まって開いたイベントで、外から来た人に喜んでもらえるのは素晴らしいことだと思う」と話した。
主催する「URA御宿」の代表・佐藤和敏さんは「今回は2年振りの開催だったので、いろいろ不安があった。イベント終了後、会場から駐車場を結ぶ車の送迎ドライバーを担当したスタッフから『帰る人全員が楽しかった、すごく良かった、と言っていた』と聞いて非常にうれしくなった。イベントは継続して行うことに意味があると思う。来年も再来年もずっと開催したい」と笑顔を見せた。