よりよい故郷であるためにさまざまなアプローチを図っている市民有志団体「春の勝浦に活気を!実行委員会」が現在、勝浦に大道芸を呼ぼうとクラウドファンディングで資金を募っている。
2月22日~3月3日に開催される「勝浦ビッグひな祭り」に大道芸パフォーマーを呼び、新たな「来勝者」(勝浦に訪れる人)を増やすことを目的にしている同企画。例年2月下旬から3月上旬にかけて開催される同イベントは、市内各所に3万体のひな人形が飾られ、各地からたくさんの人が訪れるイベントだが、メイン会場周辺には休憩できる施設が少ないほか、老若男女が一度に楽しめる環境も整っていないなどの課題を抱えている。
これまで同イベントを知らなかったという人などに向け新しい切り口で「来勝」のきっかけをつくり、課題の一つだった休憩スペースも作ろうと、クラウドファンディング活用を決めた。計画では、同市の商店街の近くにある空き地をメイン会場として借り、椅子やテーブルを置いて休憩スペースを作る。2月25日、3月1日、2日には大道芸パフォーマーを呼び、公演を行う予定。
クラウドファンディングサイト「Readyfor(レディーフォー)」で資金を募り、支援は1口2,000円~10万円。リターン(返礼品)にはユキンコアキラさんデザインの特製応援Tシャツ、参加パフォーマーのフォトポストカードセット、三雲いおりさんのフォトブック、勝浦の名産品などを用意する。
同団体メンバーは「この春の活気が、次の春に結びつくよう、春の活気を呼びたい。パフォーマーの皆さんにも勝浦のことを知っていただき、好きになっていただき、勝浦のPRも行っていただく。地元の私たちだけが知っている勝浦のいいところもあるが、地元の私たちだからこと気が付かない勝浦のよさを見つけて情報発信をしていただく」と話す。「この経験を春以降のさまざまなイベントにも生かし、次の春に備える」と意気込む。
クラウドファンディングの申し込みは2月28日23時まで。