御宿町内の旅館・飲食店など26会場で手作りのつるし雛びなを展示する「おんじゅく まちかど つるし雛(びな)めぐり」が現在、開催されている。
隣接する勝浦市内で2月24日から開催される「かつうらビッグひな祭り」との共同開催事業となる同イベント。中でも、
「月の沙漠記念館」(御宿町六軒町)「手づくりの蔵」(御宿町久保)が「見どころ」だという。
月の沙漠記念館展示スペースには、ボランティアや御宿小学校・御宿中学校の児童・生徒らが制作した210セットの輪飾りびなを展示。商工会女性部によるつるしびな販売コーナーも用意する。
手づくりの蔵では、つるしびなとともに地元作家による作品の展示。町内岩和田地区でものづくり取り組む9人の地元女性らが1年がかりで制作した大がかりな作品は、今年の干支(えと)であるウサギが登場する民話や童話で四季を再現した。
春は、港から船出する4艘(そう)の漁船を、旅館で不要になった舟盛りの器で表現。白うさぎがエビやアワビ、サザエの背を渡る様子を「因幡の白兎(うさぎ)」さながらに描く。
夏は、月の沙漠でウサギと亀がレースを行い、秋は満月の下、餅をつくウサギが登場。月にかかる雲にもウサギが潜んでいる。雪景色の中に作られたかまくらと雪ウサギで冬を表現した。
その他、期間中は町内26カ所の旅館・飲食店の店頭や・店内でもつるしびなを展示。いずれの会場でも「つるしびな展示会場マップ」を配布している。
展示時間は9時~16時30分(手づくりの蔵会場は10時~16時 展示会場により時間は異なる)。3月3日まで。