「かつうらビッグひな祭り」が2月24日から、勝浦市内各所で開催される。
コロナ禍で開催を自粛してきたが、今年は感染症対策を施した上で4年ぶりの開催となる。
「期間中、勝浦朝市出店者はそれぞれ1体ずつ店頭に、市街地の商店会各店や金融機関でも店頭や店内にひな人形を飾る。「コロナ禍前は3万体を飾っていたひな人形だが、今年は全体で7000体を飾る予定」と実行委員会広報担当者。
会期中の見どころとなる「遠見岬神社」では9時~19時、60段の石段におよそ2000体のひな人形を飾るられる予定。同所のひな人形は、毎朝40分ほどかけ飾り付け、毎夜15分ほどかけて撤収している。
初開催から19年に渡って設営・撤去を担当してきた池田素子さんは、「久しぶりの開催で飾り付けが心配だったが、今年は50分弱で飾り付けできた」とほほ笑む。
「でもね、今年でひな人形の飾りをする担当を降りようとも考えている」と一転、寂しそうな表情を見せる。
池田さんが経営する「夢てらす・みよまつ」にも3世代に渡って引き継がれてきた自慢のひな人形を展示。来店客にひな人形の由来を語る池田さんの様子はテレビなどでも紹介されイベントの顔になっている。
その他、覚翁寺山門前(9時~18時)に約600体、墨名交差点(9時~17時、土曜・日曜は18時30分半まで)でも大規模なひな人形展示を予定。市役所隣のイベントホール「Kuste(キュステ)」には等身大のひな人形も飾る。
同市のビッグひな祭りは、姉妹都市連携している徳島県勝浦町で行われていたビッグひな祭りがルーツ。友好の証として初年度は、同町から2000~3000体のひな人形が寄贈されたという。
3月3日まで。