仕事体験やワークショップに加え和太鼓演奏やマルシェが出店するイベント「寺子屋」が5月20日、勝浦の芸術文化センターキュステ(勝浦市沢倉)で行われる。
初回は2015(平成27)年、こどもの日に合わせ毎年5月に開催。今回で9回目を迎える。、勝浦市内では初開催。大多喜町でチーズ工房「千」sen(大多喜町)を経営する柴田千代さんが実行委員長を務める。
当日は、手に仕事を持つ人たちのマルシェ60店が出店。そのうち21店がワークショップ(職業体験)を行う。
「手に仕事を持つことで好きを仕事にするという生き方もある、仕事体験を通じて好きを仕事にできる子どもを育てたい。ワークショップに参加した子どもたちが運営スタッフに加わる日を夢見て20年間は開催すると決めて実行委員会を立ち上げた」と柴田さん。「私たちの寺子屋は年1回。同じ志を持った大人365人が集まれば、毎日どこかで子どもたちにプレゼントをすることができるようになる」とも。
ワークショップは3時限に分けて実施。1時限目は高秀牧場とチーズ工房「千」senが提供する「牛とチーズの授業」。チーズ作り体験を通して、命の循環や環境を守ることの大切さを教えるという。
2時限目は各マルシェ出店者が提供するワークショップを行う。
3時限目となるでは、東京・浅草の和太鼓バンド「GOCOO」と一緒に和太鼓のワークショップを開催。
一人に1つずつ太鼓を用意し、50人の子どもたちが「音符のない世界」GOCOOメンバーと和太鼓演奏で曲を披露する。
1限目と3限目は限定50人の予約制で、いずれか一方の受講はできない。カリキュラム終了後、ホールでは卒業証書の授与式も行う。
エントランスには大道芸の「足ながおじさん」も登場。ホールと大階段前、中庭エリアそれぞれでライブパフォーマンスも予定する。
開催時間は10時~16時。雨天決行。