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勝浦で地元住民が集う「おばんざい」 移住者交え情報交換の場に

移住者らが集まりにぎわいを見せる「おばんざい」

移住者らが集まりにぎわいを見せる「おばんざい」

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 勝浦の飲食店が集まる市街地エリアの空きビルをリノベーションした施設「石井時計NEXT」(勝浦市勝浦、TEL090-4000-9833)で4月15日、毎月恒例の「おばんざい」が行われた。

石井時計NEXTのビル外観

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 2017(平成29)年11月ごろに始まり、毎月第4土曜に開催してきた。カウンターに立つのは河野亜矢さんとママ友の3人。

 コロナ禍前は大皿に煮物などのおかずを盛ってカウンターに並べる「おばんざい」形式のおかずをワンプレートに取り分けて提供してきた。地元の高齢者らが集まり移住者と共にカラオケを楽しむなど地域コミュニティーのハブとして機能していたという。

 コロナ禍に小皿で提供するスタイルに切り替え、カラオケは別日で開催するように変えた。回を重ねるごとに自然と移住者が多く集まるようになっていった。各回10人前後が集まり、地域の情報を交換するとともに互いの親交を深めている。

 100店近くの飲食店が軒を連ねる勝浦市街地エリアは、食を通じたコミュニティーは充実しているものの、移住者が集まり情報交換を行う場はあまりなかったという。

「勝浦を知ってほしい」という思いから河野さんたちが、ビルの有効活用を考えていたオーナーに掛け合って開設した。

  初めての参加者が雰囲気に溶け込みやすいよう相席にしたり、新しい参加者があった場合には皆で乾杯するなどの工夫も凝らす。

 開催時間を18時~21時とすることで、意気投合した参加者らが近隣の飲食店へ流れることもしばしばあるという。

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