広東料理の店「China Dining菜海華(なみか)」(勝浦市墨名、TEL0470-62-6839)が勝浦市街地にオープンして、5月6日で1カ月がたった。
オーナーシェフの前田直樹さんは同店開業に向けて印西市から移住。勤め人時代はウエスティンホテル、旧全日空ホテル(現在はANAインターコンチネンタルホテル)などで腕を磨き、舞浜にあるテーマパーク併設のオフィシャルホテルでは中華部門の責任者を経験した。
2人の娘を社会に送り出し、第二の人生を、美しく澄んだ海のある街で過ごそうと夫婦で房総半島南部を探し回り、勝浦にたどり着いたという。
「サーフィンとゴルフをするので、両方が楽しめる街を探していた。海の近くに店を持って、夏、暑ければそのまま海に飛び込めるくらいの距離で仕事をしたかった」と前田さん。店名は2人の娘の名前から1文字ずつ取って名付けた。
築47年の民家を改装した店舗は厨房含め約20坪。テーブル10席、カウンター5席の計15席。「ゆったりとした時間を過ごしてほしい」との思いから宴会は10~12人を基本に受け付けるが、6人以上の予約が入ると貸し切りにすることが多い。
「素材の味を大切にしたあっさりした味付けが特徴」だという広東料理。40~60代の女性客や夫婦での利用が多いが、フラッと一人で訪れる常連客も増えた。
中華料理ならではの強火力調理を活用したチャーハン、野菜炒めなどは野菜のシャキッとした食感を残し、自家製窯焼き北京ダック(1万6,000円)、チキンのクリスピー焼きでは「肉のジューシーさと表皮のカリカリの両方を楽しむことができる」という。
ランチは日替わりランチセット(980円)、10食限定の菜海華御膳(1,650円)、事前予約が必要なランチコース(3,500円)のほか、アラカルトメニューも1,200円から用意する。
ディナーは事前予約が必要な4,500円、7,500円の2コースと、えびのチリソース(2,200円)、広東風紫蘇春巻き(600円)、季節の五目チャーハン(1,200円)など通常のアラカルトメニュー(600~2,200円)、2日前に予約が必要なタイの広東風刺し身姿盛り(8,000円~)なども提供。
ドリンクは、ワイン(3,800円~1万0800円)、紹興酒(グラス600円、ボトル1,900円~3,000円)、地元の腰古井や東灘などの日本酒、焼酎、ウイスキー、中国茶、中国酒、果実酒、ソフトドリンクなどを用意。
ビールは、大手ブランドのものから、勝浦のクラフトビール「スリラービーチブルワリー」のものまでそろえている。
営業時間は、11時~14時、17時~20時30分。火曜・水曜定休。