千葉県大多喜町の中央公民館(大多喜町大多喜)で5月30日、「古民家を活用した観光まちづくりシンポジウムin 大多喜町」が開催される。
千葉銀行と大多喜町、ちばぎん総合研究所が共催する同シンポジウム。昨年、同行が顧客から「大多喜町の古民家を研修施設として活用したい」という相談を受け、融資を決めた。その後、同行は国が主催する会議に参加し、国策として古民家を活用していくことになり同行内に「古民家活用チーム」を立ち上げたのがきっかけで同シンポジウムを開催することになった。
同行では、古民家のもつ歴史的・文化的な価値に着目し、古民家をまちづくりや観光振興の事業資産として維持・再生することにより次世代へ継承していくとともに、地域経済を活性化させていくことを目指しているという。
当日は県内各地に残る古民家を利活用した魅力ある観光まちづくりをテーマに、古民家活用に関する行政の方針や各地の事例、同銀行の支援体制などを紹介する。併せて、実際に古民家ビジネスに携わる事業者にこれまでの苦労や将来の展望などをインタビューするコーナーも設ける。
同行営業部・成長ビジネスサポート室の福岡将司さんは「最近は観光産業として古民家が注目されていることもあり、今回のテーマは古民家だが、一つのきっかけとして大多喜町に来ていただきたい。多くの方々に足を運んでいただければ」と呼び掛ける。
開催時間は13時~15時10分。参加無料。参加には事前申し込みが必要。