いすみ鉄道国吉駅にある保存車両「キハ30」で1月20日、「鉄道カラオケ」イベントが開催された。1月19日の「カラオケの日」にちなみ、いすみ鉄道と「JOYSOUND」などを展開するエクシング(名古屋市瑞穂区)が企画した。
歌手の入山さんといすみ鉄道古竹さん。2人とも車両内で歌うのは初めて
当日は、歌手・入山アキ子さんによるミニ歌謡ショーを開催。入山さんは「列車の中で歌うのは初めてなので楽しみ」と話し、昨年の演歌カラオケランキングで上位ラインクインした「津軽海峡冬景色」「時の流れに身をまかせ」「川の流れのように」のほか、自身の代表曲である「一泊二日」などを披露した。
カラオケ大会では、集まった人が歌声を披露。最初は遠慮がちにしていた人も多かったが、自慢の持ち歌を披露したいと次々に曲が入れられた。
御宿町在住の70代の男性は「とても気持ち良かった。音も良く、車両内という普段と違った空間で楽しかった」と、振り返る。
いすみ鉄道古竹孝一社長は「この地域はカラオケ大会が盛んで、毎回多くの人が集まる。列車の中で開催できたら面白いのではと思い、企画した。将来的には運行する車両内で開催できれば」と話す。