勝浦の正栄山妙海寺(勝浦市新官)が1月24日、能登半島地震復興支援として、社会福祉法人「佛子園」(石川県白山市)を通じて義援金を現地に届ける取り組みを始めた。
境内からは太平洋が一望できる。地域の交流拠点としてさまざまな取り組みも行う
住職の佐々木教道さんは同じ日蓮宗のつながりから、以前より同法人との交流があった。同法人は、地域活動や障がい者支援、福祉事業など多様な事業を展開しており、「自分たちの活動の参考になることも多く、3度視察にも行った」という。
今年は、仲間と共に輪島市への視察を計画していた。輪島市と同寺がある勝浦市は同じ半島にあり、歴史ある朝市が続けられている地域であるなど共通点が多い。
佐々木さんは「自分たちにできることで継続的に支援を続けられることは何かと考えた。長く付き合いのある同法人ならば、地域で必要としていることに活用してくれるはず。地域の復興支援に役立たせてほしい」と話す。
今回用意した「特別御朱印」には、能登半島復興への祈りが込められている。初穂料は同法人に全額寄付するほか、年明けから納められたさい銭も当面の間、全額寄付する。境内では「災害義援金募金箱」も置き、募金を呼びかける。