「かつうらビッグひな祭り」（勝浦市）と「おんじゅくまちかどつるし雛（ひな）めぐり」（御宿町）の開催期間中、勝浦～御宿間を行き来する「勝浦・御宿ひなめぐりスカイバス」の運行が2月23日、始まる。

「かつうらビッグひな祭り」メイン会場、遠見岬神社石段のひな人形（写真提供＝勝浦市観光商工課）

　同市・同町ではひな祭りイベントに合わせスタンプラリーなどを共同開催してきたが、2カ所間の移動手段や所要時間が来場者の負担とになっていた。担当者らが話し合ったところ、「移動手段もイベントの一環になれば面白いのでは」と昨年、スカイバスの運行を開始。乗り切れずに乗車を諦める人も出るほどの人気となった。今年は昨年の反省から運行本数を増やす。

　御宿町産業観光課の伊藤一真さんは「昨年は車両の屋根が半分あるハーフルーフタイプで運行したが、今年は開放感をより楽しむことのできるフルオープンタイプとした。町内約30店舗でのつるしびな飾りとともに、一人でも多くの方に楽しんでほしい」と話す。

　勝浦市観光商工課の吉野匡貴さんは「かつうらビッグひな祭りは今年で21回目となり、新しいステージに突入していると感じている。今年はスカイバスに加えて、ひな人形のリユースDIYやオリジナルの特製ひょうたんひな人形、推しカラー別ひな人形の展示など、若者やインバウンド客にも喜ばれるよう特別企画も用意した。勝浦と御宿へ、ぜひ遊びに来てほしい」と呼びかける。

　ひなめぐりスカイバスは、2月23日～25日と、3月2日・3日の9時ごろから17時ごろまで、約30分間隔で運行する。発着場所は、勝浦＝墨名市営駐車場（勝浦市墨名）、御宿＝須賀多目的駐車場（臨時）（御宿町須賀）。乗車無料。