城西国際大学安房キャンパス(鴨川市太海)のフットサル練習場で6月11日、未就学児~中学3年生を対象とした職業体験イベント「第4回あわアースひろば」が開催される。
仕事体験を通して、地域の大人と子どもの交流を図ろうと企画した同イベント。主催は南房総地域で子どもが安全安心に暮らせるよう支援活動を行っている「Mother Earth ひろば」。
同団体代表の勝又國江さんは「避放射能こども保養所プロジェクト立ち上げと同時に当団体を設立した。地域のさまざまな分野でこだわりを持って活動や仕事をしている人たちに出会い、その人たちと出会うきっかけを子どもたちに提供したい」と話す。
当日は、ドラム缶で作ったロケットコンロを使ったピザ店、無農薬野菜を栽培する農家、天然酵母で作るパン店など20以上のブースが出店する。
子どもたちは、会場受付で配布する通帳を持ってブースを見て回り、好きな仕事を選んで就労体験を行う。働いた時間分に応じて子どもたちに支払うイベント通貨「あわっこマネー」は、会場内での買い物やワークショップ参加費として利用できる。
同日、同大学観光学部・AVホールでは、「自立する子ども 育っていますか 育てていますか」をテーマに講演会「みんなで楽しく!家庭教育」(13時30分~15時)も同時開催する。
勝又さんは「毎年、『たまったお金を使うより働きたい』と言って積極的に作業に取り組む子どももいる。昨年は悪天候のため大変だったが、今年は雨天時には城西国際大学の教室を借りられることになった。ブース出店者も子どもたちも一緒に交流して楽しんでもらえれば」と話す。
開催時間は10時~15時30分。参加費は100円。