「第31回いすみ市星空観望会」が6月15日、いすみ市ふるさと憩いの家(いすみ市大野)で開催された。
「いすみ星空学校」主催で、定期的に開催している同観望会。この日は、大型の天体望遠鏡4つを配備し、星空案内人の資格を持つスタッフ10人ほどが対応した。曇天だったため、4次元デジタル宇宙ビューワーを使い、見えるはずだった星空をプロジェクターに投射。参加者は専門家の解説に耳を傾け、天体の理解を深めた。晴天の場合は、星空案内人のアテンドの下、本格的な天体観測を楽しむ予定だったという。
外房地域の中心に位置する同市。東は太平洋、西と南は人口が極めて少ない市町村が広がっているため、夜間の人工照明等の影響が少なく、夜には美しい星空が広がるという。
「この地域だからこそ見える星空」を求めて県外から訪れる参加者も多い。星空愛好家たちで構成されたイベントスタッフの中には都内在住者もいる。
いすみ星空学校代表の草原学さんは「都内から90分ほどで来られて、星がこんなにきれいな場所はなかなかない。千葉県に星がきれいなイメージはないと思うが、気軽に星見を楽しめる場所があることをもっと知ってほしい」と話す。
次回開催は8月17日。雨天・荒天中止。予約不要。参加無料。