海の安全を祈る祭典「海の安全祈願祭」が7月13日、太東海水浴場と大原海水浴場で執り行われた。
大原海水浴場では、いすみ市議会横山議員の掛け声による「小浜祝い締め」で神事が終了した
太東海水浴場は、九十九里浜の最南端に位置し国道128号線に広がる海水浴場。長く美しい砂浜が魅力で毎年多くの観光客でにぎわう。今年は「海の家」が2軒並ぶ。
祭典では海岸に祭壇を設け、野菜や果物、米を奉納。同市観光協会や地区代表など関係者が参列して、玉前神社の神官による神事が執り行われ、神官と共に参列者の代表がお神酒と塩を海にまき海の安全を祈った。
大原海水浴場は砂浜が広く遠浅で波が穏やかなため、家族連れが多く訪れる。毎週日曜に開催している「港の朝市」会場からも近い。
祭壇は海岸が見渡せる場所に設け、大原漁港で水揚げされたタイも奉納した。春日神社の神官による神事が執り行われ、主催のいすみ市観光協会青木光会長は「今年も無事に式典が開催できて良かった」とあいさつした。
式典は「小浜祝い締め」と呼ばれる手締めで終了した。「小浜祝い締め」は、大原漁港周辺地域に古くから伝わる掛け声で、祭りなどの祝い事があった際に多く使われるという。
海水浴場の遊泳時間は8時30分~16時30分。利用無料。天候により閉場になる場合は海水浴場入り口に掲げる旗で知らせる。8月18日まで。