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御宿で「eスポーツ体験会」 ゲームを通じて健康と世代間交流を

体験会の説明をする松崎さん(写真提供=交流スペースかぐや)

体験会の説明をする松崎さん(写真提供=交流スペースかぐや)

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 世代間交流を目的とした「御宿eスポーツ体験会」が8月23日、「交流スペースかぐや」(御宿町新町)で開催された。

会場では、世代を超えて交流する様子があちこちで見られた(写真提供=関宏美 さん

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 主催は任意団体「EYE・ON(アイオン)」。同団体代表で同町内にある最明寺住職の松崎馨田さんは「『ゲームが高齢者の認知症予防になる』というニュースを見て、ゲームを通して高齢者の健康促進と交流の場ができないか考えた。世代間交流や地域交流ができる場にもなればと体験会を企画した」と話す。

 松崎さんは、高齢者が健康的に楽しくゲームができるよう、日本アクティビティ協会認定の「健康ゲーム指導士」を取得。「ルールが分かりやすく世代を超えて楽しめるパズルゲームやリズムゲームであれば親も安心して子どもに遊ばせたいと思うのでは」と、会場には「ぷよぷよeスポーツ」「太鼓の達人 ドンダフルフェスティバル」などのゲームを用意した。

 「『ぷよぷよ』は私自身、子どもの頃に夢中になって遊んだゲーム。30年以上の前から基本的なルールが変わらず、単純で分かりやすさもあるため、初めて体験する人でも楽しめると考えた」と松崎さん。

 当日は、幼児から70代まで幅広い年代の人が集まりゲームを楽しんだ。初めてゲームに挑戦する高齢者もいたが、松崎さんがルールや操作方法などを丁寧に指導。70代女性は「初めての体験だったが、とても面白かった」と話していた。

 同施設を管理・運営する三次恵美子さんは「体験会は7月に初めて開催し、今回で2回目。今回参加した人は普段からこの施設を利用している人が多いが、皆が楽しそうにゲームを通して交流していた。今後継続していけば、多くの人が遊びに来てくれるのでは」と期待を込める。

 松崎さんは「Elder(年長者)、Younger(若者)、 Esports(eスポーツ)、ONjyuku(御宿)の頭文字を取って団体名を名付けた。今後、町内に限らず、さまざまな場所で体験会や大会を開いていきたい。仲間を増やし、ゲームを通して地域や世代を超えて交流のきっかけを作っていけたら」と意気込む。

 次回開催は未定だが、定期開催を目指して活動を続けていくという。

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