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夷隅合同庁舎が国道297号線側の新庁舎へ 災害時には防災活動拠点に 

新庁舎入り口前でテープカットが行われた

新庁舎入り口前でテープカットが行われた

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 夷隅合同庁舎の供用開始に伴うオープニングセレモニーが8月29日、新夷隅合同庁舎(大多喜町猿稲)で開催された。

事務所棟と車庫・倉庫棟(写真提供=千葉県)

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 新庁舎は、国道297号線に面した高台に今年3月に完成。敷地面積は5788平方メートで、2階建ての事務所棟には、夷隅地域振興事務所、夷隅土木事務所大多喜出張所、茂原県税事務所大多喜支所、夷隅農業事務所、東上総教育事務所夷隅分室が入居する。敷地内には、駐車場を完備し「今までの庁舎に比べて、場所が分かりやすく、利用しやすくなった」という。

 災害時に地域の防災活動拠点として機能できるよう、必要になる会議スペースや非常用発電設備を設置。今まで庁舎から離れていた防災備蓄倉庫を同じ敷地内に設け、防災機能の強化を図った。マンホールトイレが設置できる専用の排水設備も設置。蓄電池を備えた太陽光発電設備のほか、執務室を南向きに設置し自然採光を生かすなど環境負荷の低減にも配慮した。

 オープニングセレモニーには熊谷俊人千葉県知事のほか、地元にゆかりのある国・県議員、夷隅郡市の市・町長が出席し、テープカットを行った。熊谷知事はあいさつで、「災害に強い庁舎として地域の拠点になれば」と期待を寄せた。

 9月2日、新庁舎で業務が始まった。

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