全国の地方移住の現状と課題に触れながら、いすみ市での子育てについて知る「いすみ市移住講演会」が10月5日、いすみ市岬公民会(いすみ市岬町長者)で開催される。主催はいすみ市定住促進協議会。
第1部は、地域づくりに深い知見を持ち、地方移住に関心のある若者を支援しているNPO法人「ふるさと回帰支援センター」副事務局長の稲垣文彦さんが全国の取り組み事例を紹介しながら、現状と課題について講演する。
第2部は、現在子育て中の3人をゲストに招き、「いすみ市での子育て」をテーマにパネルディスカッションを行う。地元いすみ市出身でUターンして子育て中の松本家具製作所「M-KAGU」の松本香純さん、東京出身で、米の自然栽培をしながら新規就農希望者の支援もしている「つるかめ農園」の鶴渕修子さん、東京出身で、まつながデザイン一級建築士事務所の松永康一郎さんが、それぞれの視点から地域での子育てについて話す。
いすみ市企画政策課企業誘致・移住交流室の石井めぐみさんは「今回のゲストは地元にUターンした人、夫の地元に移住した人、地域おこし協力隊就任をきっかけに移住した人とタイプが違う人にお願いした。それぞれ違った視点から地域の魅力を知り、現在子育てをしている。パネルディスカッションでは、多様な側面から地域を知ることができるのでは」と話す。
子どもと一緒に参加できるよう、会場に自由に利用ができるキッズスペースも用意した。石井さんは「移住を検討している人はもちろん、地元の人も地域の良さを再認識する機会になれば」と参加を呼びかける。
開催時間は13時30分~。参加無料。要事前予約。定員になり次第、受付終了。