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いすみの「子山ホーム」でバザー 売り上げは子どもたちの支援に活用

昨年から施設内の園庭で開催している(写真提供=子山ホーム)

昨年から施設内の園庭で開催している(写真提供=子山ホーム)

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 児童養護施設「子山ホーム」(いすみ市深堀)が10月13日、バザーを開催する。

当日は模擬店なども出店を予定する(写真提供=小山ホーム)

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 同施設では、さまざまな事情により家庭で育つことができない千葉県内の2~20歳の子どもたちが、6つの本園ホームと分園型小規模グループケアホーム、地域小規模児童養護施設に分かれて、保育士を中心に一つの家庭のように生活している。1949(昭和24)年に松戸市内で発足し、1970(昭和45)年に現在の場所に移転した。

 バザーを始めたのは今から30年ほど前。保育士の吉田百合子さんは「当時は制度も整っておらず、十分な支援ができないこともあった。施設にいる子どもたちが自立するにあたって少しでも資金がつくれたらと思い始めた」と振り返る。

 現在では毎年秋に開催し、近所の人を中心に200~300人ほどが訪れるという。長らく市内の公民館などを借りて開催していたが、「少しでも施設を知るきっかけになれば」と、昨年から施設内の園庭で開いている。

 当日は、衣料、日用品、おもちゃなど地域の人から寄贈された品を販売する。今回は未使用品に限り寄贈を受け付けた。売り上げは施設で暮らす子どもたちの支援に活用する。

 事務長の是枝満秋さんは「世の中の流れもあり、児童養護施設の環境も随分と変わってきた。ただ、まだ理解が十分ではないと感じることもある。バザーを通して、子どもたちを取り巻く環境や社会課題に興味を持つきっかけになれば」と来場を呼びかける。

 開催時間は11時~14時。雨天中止。

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