長南東部営農組合(長南町芝原)で10月11日~20日の間、枝豆オーナーの収穫体験を行った。
23メートルの畝(うね)1列分を1区画として、収穫体験することができる
同組合は1984(昭和 59) 年に設立され、農家数約200 戸、水田面積172ヘクタール・米、大豆、小麦を生産する農事組合法人。 2015(平成27)年ごろから、枝豆オーナー制を取り入れている。
枝豆オーナーは、23メートルの畝(うね)1区画を収穫できる。今年は137区画の申し込みがあり、11日に始まった収穫体験では多くの家族連れやグループが集まりにぎわいを見せた。
12日・13日の2日間は、新米や町特産のシイタケ、レンコン、近隣で収穫されたサツマイモを販売。同組合で生産した小麦を使った千葉県初の麦焼酎「埴生の恵」も販売し、購入客にはゆでた枝豆も振る舞った。
近隣から毎年参加している女性は「5年ほど前、新聞で枝豆オーナー制度を知り毎年申し込んでいる。枝豆は鮮度が命。採れたてのおいしさを味わう喜びを、自分の子どもたちや都会に住む友人を毎年連れて行き、分かち合っている。畑には虫がいたりもするが、それも楽しんでいる。直接生産者の方とコミュニケーションが取れるのも魅力」と話していた。
同組合代表理事の池田毅さんは「オーナーの多くは町外からの申し込みで、都市農村交流の場にもなり、町のP Rにもなっているので続けている。オーナーの多くがリピーター。その方々が米や大豆を購入してくれ、好循環が生まれている。この循環が地域の活性化を生み、持続可能な農村を維持できるため、今後も続けていきたい」と意気込む。