千葉県立大原高校(いすみ市大原)美術部の作品展「外房のどこかで」が1月11日、いすみのカフェ「フクミカフェパルミエ」(いすみ市深堀、TEL 0470-63-0293)で始まった。
大原高校から徒歩30分ほどの場所にある同店。昨年から、店内にギャラリーブースを設け作家や己書の作品展を開いている。「地域の人に、より気軽に立ち寄ってもらえるきっかけになれば」と、地元大原高校の美術部に作品展を提案したことから実現。同部では文化祭のみで作品展示を行っていたため、今回初めて学外で展示する機会となった。
同展では、外房の冬の風景を切り取った11点の作品を並べる。地域を巡り、気に入った場所の風景をそれぞれが得意の画材を使い描いた。水彩絵の具を使った作品からデジタルペイントした作品までさまざま。設営も部員自ら会場を訪れ行った。作品をどのように並べ配置するかなど、初めての経験に戸惑いながらも、皆で話し合って準備を進めていた。
同部部員らは「地元・外房地域在住の部員が多く、それぞれ日常の中にお気に入りの場所がある。作品のモチーフとなった場所はどれも実在する場所。作品をきっかけに、(その場所を)探してもらえたら」と来店を呼びかける。
営業時間は11時~21時30分(土曜・日曜・祝日は8時30分~)。3月末まで。