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大原駅前で「大原文化ストリート」 空き倉庫活用、本と音楽で地域盛り上げ

空き倉庫内では個性豊かな古本屋が並ぶ古本市が開催された(写真提供=大原文化ストリー
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空き倉庫内では個性豊かな古本屋が並ぶ古本市が開催された(写真提供=大原文化ストリー ト)

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 本と音楽をテーマにした駅前イベント「大原文化ストリート」が3月9日、大原駅前商店街にある「北土舎」「レンタルスペースNARUSE」「URAYA」(以上、いすみ市大原)周辺で開催された。

駅前の通りを多くの人が行き交う姿が見られた(写真提供=大原文化ストリート)

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 同イベントは、民芸品店「北土舎(ほくとしゃ)」店主の松村剛さんを中心とした実行委員会が企画。昨年3月に初開催し、今回で3回目。今回から会場を5つのエリアに分け、それぞれにテーマを設けた。普段使われていない倉庫には、鴨川、木更津、南房総などから参加した古本屋が並んだ。自身の蔵書を並べる古本屋に初めて挑戦する大学生も参加した。陶器や草木染の作家も参加し、ブースに並んだ作品を多くの人が足を止め手にとって見ていた。たこ焼きやギョーザ、おにぎり、野菜などの販売をする店も並び、ゆっくりと過ごす人の姿も見られた。

 5つの会場を巡ると抽選に参加できるスタンプラリーも開催。松村さんは「今回、地元小学校にもチラシを配り案内したため、たくさんの子どもたちが会場を巡りスタンプラリーに参加する姿が印象的だった。今回、1等の景品に地元洋菓子店『昭和堂』のデコレーションケーキを用意したのも良かったのでは」と話す。抽選には100人以上が参加した。

 会場の一つに設置されたストリートピアノでは、多くの人が演奏を楽しんだ。ピアノ演奏に合わせてオペラを披露する人もいた。「ストリートピアノ会場では、時間帯によって観客席が満員の時もあり、演奏終了後には演奏者が大きな拍手で迎えられ地域の人たちの温かさを感じた」とも。

 松村さんは「今回は、会場全体に装飾を施すなど、しつらえも工夫した。会場の様子を見ていて、普段使っていない場所でもまだまだできることがあると感じた。今後も可能性を探っていけたら」と意気込む。

 同イベントは、今後も定期的な開催を予定する。

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