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大多喜で「森林の楽校」 地域おこし協力隊が竹林課題解決に取り組む

竹の切り方などの説明を聞く参加者(写真提供=Yellow)

竹の切り方などの説明を聞く参加者(写真提供=Yellow)

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 大多喜町の竹林で12月6日、「竹林整備体験かずさの里 森林の楽校(もりのがっこう)」が開かれた。

くくりわな、箱わなの使い方を説明する地域おこし協力隊の鈴木さん(写真提供=Yellow)

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 高齢化が進み竹林整備が課題となる同町で、NPO法人「JUON NETWORK」と地域おこし協力隊OBが主導した同企画。7回目となる今回は、都内から27人が参加した。

 開校式では同NPOフィールドディレクター中村淳さんが「竹林と親しみながら、地域とのつながりを感じてほしい。怪我のないよう楽しんでもらえたら」とあいさつ。参加者は安全のためにラジオ体操を行い、経験者と初心者の2班に分かれ、作業説明や自己紹介を済ませてからヘルメットや安全眼鏡、のこぎりを装着し作業に入った。

 作業では、高さ5メートル以上の竹を根元から切り倒し約4等分に切断。節に切れ込みを入れて爆発を防ぎ、現地で焼却した。午後には野生動物生体ワークショップを開催。同町地域おこし協力隊の鈴木大介さんが、箱わなやくくりわなの仕掛け方・注意点を、同地域に生息する獣の皮を見せながら説明した。

 昼食は、地元食材を使った「ばばちゃん工房」の手作り弁当を用意。参加者同士、参加のきっかけや思いを話すなどして交流した。作業後は、同町内の温泉へ移動し、地ビールやジェラートを味わった。中村さんは「体験と交流、そして地域への応援を目的とした取り組みを今後も続けたい」と話す。

 坂倉さんは「竹林整備やワークショップを通して地域課題への理解を深めてもらえたら満点以上だが、まずは自然の中で体を動かす事の気持ち良さを体感して楽しい思い出になれば何より。この活動を通しての出合いやひらめきから社会問題解決の糸口や新しい潮流が生まれるなことがあれば、この上ない」と期待を込める。

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