勝浦市で430年以上続く「勝浦朝市」の「新春マルシェ」が元日に開催される。
勝浦朝市は、石川県の輪島朝市、岐阜県の宮川朝市と並ぶ、日本三大朝市の一つに数えられ、現在も水曜を除く毎日6時30分~11時ごろ、1日~15日は下本町朝市通り、16日~月末は中本町朝市通りで、それぞれ開かれている。
元日は「正月休み」だったが、4年ほど前から「新春マルシェ」として開催を始めた。かつうら朝市の会副会長の塩田和彦さんは「勝浦朝市の会場近くには、遠見岬神社がある。毎年多くの初詣客でにぎわうが、朝市は休みだった。宮司から『せっかく多くの人が参拝に来るので、地域で盛り上げられないか』と声をかけられ一緒にできたらと考えた」と話す。
当日は、日頃出店しているなじみの店が20~30軒並ぶ。野菜や干物など旬の食材や地域の特産品のほか、食べ歩きが楽しめる品も販売する。酒だるを用意し「鏡開き」も予定する。
塩田さんは「海が近いので初日の出も見ることができる。新春を勝浦で祝い、朝市を楽しんでもらえたら」と来街を呼びかける。
開催時間は7時~12時ごろ。雨天中止。