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いすみ・浪花小に木彫仏像 見て触って子どもたちが交流、一緒に授業も

浪花小6年生の教室に置かれた木彫の仏像

浪花小6年生の教室に置かれた木彫の仏像

 千葉県伝統的工芸品の木彫(もくちょう)の仏像が3月2日、いすみ市立浪花小学校に届き、子ども達が触れ合った。

木彫の仏像を代わる代わる抱え、なでる児童たち

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 仏像は、同工芸品の認定製作者である川島康史さんの作品。川島さんは伝統的な仏像彫刻技法を10年間仏師の元で修業し、習得後、2000(平成12)年に独立。寺院に祭る如来像、菩薩(ぼさつ)像、不動明王像や神社の神像など数多くの作品を手がけてきた。2023年、千葉県伝統的工芸品と製作者として認定された。

 川島さんは2019年、いすみ市に移住。同市内に出雲大社の分社があることを知り参拝に訪れた際、そこで出会った人と交流を深め、「自分の作品をきっかけに縁が広がれば」と考えたという。岩船地蔵尊に仏像を納められないかと考えていたところ、友人を介し岩船地区在住者と知り合い仏像を製作。「仏像を見るだけではなく、実際に触ったり、持ち上げたりして、触れ合ってもらえたら」と話すと、住人の山崎陽子さんが子どもが通う浪花小に相談。期間限定で校内での設置が決まった。

 当日は全校児童28人が集まり、仏像を触ったり、代わる代わる持ち上げたりして、「まるで赤ちゃんのよう」と話しながら触れ合った。当初、仏像は昇降口に設置予定だったが「教室に置いてはどうか」という児童からの提案で、6年生の教室に移動。6年生は5人のみだが、児童と並んで置かれると「一緒に授業を受けている」ような光景が見られた。

 山崎さんは「仏像に触れたり、抱っこしたりする機会はほとんどない。身近に仏像を感じるいいよい機会になったのでは。伝統工芸品から歴史や文化など、地域のことにも興味をもつ持つきっかけになれば」と期待を込める。

 今後、仏像は各学年の教室を移動し、3月の卒業式まで一緒に過ごすという。

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