いすみ市で初となる公立図書館「いすみ市立図書館」(いすみ市大原)が4月4日、7月の開館に向け内覧会を開いた。
図書受付に隣接するラウンジでは飲食が可能。くつろぎながら交流ができる場を目指す
同市では、大原文化センター、岬公民館 夷隅文化会館にそれぞれ図書室を設け、本の貸し出しなどを行っていたが、常駐の司書がおらず図書館がなかった。市民からの要望もあり、老朽化に伴う大原文化センター建て替えに合わせ、新たに図書館を開設。図書館は公民館の建物2階に設け、司書が常駐する。
図書受付に隣接するラウンジでは、雑誌や新聞の閲覧ができるほか飲食を可能とし、交流の場として利用できる。学習室には机を設置し、電源とWi-Fiを完備。端末を持ち込んで学習ができる。いすみ市生涯学習課の玉田あやさんは「近くに小中高校があるので、子どもたちが集中して勉強できる場所になれば」と期待を込める。
最も広い「児童図書の部屋」は靴を脱いで入室。授乳室を備え、乳児や未就学児と一緒に過ごせる空間にした。部屋の中央には読み聞かせエリアを設置。「子どもに寄り添える場として、今後、読み聞かせなども積極的に開いていきたい」という。
当日は、小路正和いすみ市長も出席し、「いすみ市初の図書館。ウェルビーイングに役立ててもらえたら」とあいさつした。
同日、公民館利用団体への説明会も開催。集まった人たちは、新しくなった会議室や多目的室、和室、調理実習室、美術工芸室などを熱心に見学。建物全体に自然光を取り入れる工夫を施しているため、参加者からは「以前の建物に比べ、全体的に明るくなった」という声も聞かれた。
玉田さんは「以前に比べると、公民館として利用できる部屋が少なくなってしまったため、今まで利用していた方々には不便をかけるかもしれない。ただ、多くの子どもたちが利用できる場が増えたことを理解していただけたら。いすみ市初の図書館として、今後、読書と学習の機会を提供できる場になれば」と期待を込める。
開館は7月1日。開館時間は9時~19時を予定する。月曜休館(月曜が祝日の場合は翌日休館)。