御宿町で7月25日・26日、東日本大震災復興支援イベントが行われた。
2011年から東北地方の子どもたちのために支援活動を行っている市民団体「陽(あ)けたら海へ」が、福島県内に住む小学生~中学生の子ども対象に1泊2日のプログラムを展開する同イベントは今年で6回目。
同団体代表で元プロ・ボディーボーダーの登坂由美恵さんは「参加者の中には、震災後初めて海に入ったという子もいる。今回子どもからもらった手紙に『人のつながりを感じた』と書いてくれた子がいて、とてもうれしかった」と話す。
今年は、福島から引率スタッフと25人の子どもたちが参加した。1日目は、同町の海水浴場でサーフィン、ボディボード、SUPのレッスンを受けたほか、プロサーファーのエキシビションを見たり、講演を聴いたりした。2日目は、砂浜の清掃後、サーフィンなどを行った。
登坂さんは「私は耳が不自由で、元気がなかった時に海に出会って人生が変わった。海の持つ偉大な力を借りて、海つながりの素晴らしい仲間たちと子どもたちの笑顔を作り上げていきたい」と話す。「東北の子どもたちが笑顔になり、元気になって東北から幸せが広がってほしい。これからも長く活動を続けていきたい」と意気込む。