御宿の「月の沙漠記念館」(御宿町六軒町)で4月28日から、「海女の群像一岩瀬禎之写真展」が開催される。
日本の三大海女地帯の一つに数えられている御宿・岩和田の浜で、昭和時代の40年余り「海女の楽園」を撮り続けた写真家・岩瀬禎之の作品50点を展示する。
「御宿で非常に重要な歴史の一つである『海女』を地元の人も忘れてきている。当館で岩瀬氏の作品を展示するのは約20年ぶり。展示作品の中には、日本写真美術展の総理大臣賞を受賞したものもある。後世に海女の歴史をしっかり残していきたいので、若い人たちにぜひ見てもらえれば」と同館の藤原勇館長。「全て白黒の写真のためインパクトが大きい。海女のおおらかさと、群像の迫力を、写真を通して感じてほしい」と来場を呼び掛ける。
開館時間は9時~17時。入館料は、大人=400円、高大生・65歳以上=300円、小中生=200円。水曜と祝日の翌日休館。7月4日まで。