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高秀牧場ミルク工房が「牛乳ようかん」 正月の定番郷土料理を限定販売

高秀牧場ミルク工房の馬上さんとスタッフ。牛乳ようかんは、小(150グラム)・大(300グラム)の2種類を販売する。

高秀牧場ミルク工房の馬上さんとスタッフ。牛乳ようかんは、小(150グラム)・大(300グラム)の2種類を販売する。

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高秀牧場ミルク工房(いすみ市須賀谷、TEL 0470-62-6669)が現在、「牛乳ようかん」の予約販売を行っている。

朝搾りしぼり牛乳を使ったチーズのほか、地域の素材を生かしたジェラートが並ぶ。

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 「牛乳ようかん」は、正月に欠かせない郷土料理として、房総地域では広く知られている。材料は牛乳、寒天、砂糖のみでシンプルながら、家庭によってミカンをのせるなど、アレンジもさまざま。

 同工房の馬上温香さんは「千葉県には昔から牧場が多かったことから、簡単に作れる料理として広まったのでは。私も子どもの頃から、正月には必ず食べていた」と話す。

 以前より販売を検討していたが、今回、正月に合わせて予約限定で販売することにしたという。

 馬上さんは、両親が移住し立ち上げた高秀牧場で育った。いすみの大自然の中で約150頭の乳牛を飼育している酪農牧場で、自然資源を無駄にせず、循環させる「循環型酪農」に長らく取り組んでいる。

 子どもの頃から、牛と共に暮らす中、酪農についてもっと知ってもらいたいと思うようになり、大学卒業後の、2016(平成28年)年6月、ジェラートやチーズなどの加工品を製造・販売するミルク工房を立ち上げた。

 牧場の朝搾り牛乳を使ったチーズのほか、地域の素材を生かしたジェラート12種を販売する。

 「以前は関係者しか来なかったが、今では、近所の方がジェラートを食べに気軽に来てくれるようになった。地元の小学校が酪農体験をする機会も増えてきた。身近な人に酪農のことを知ってもらえるのはうれしい」と、馬上さんは話す。

価格は、小(150グラム)=300円、大(300グラム)=500円。予約限定。受け取りは12月29日~から31日。店頭での受け取りのみ。

営業時間10時~17時(30日・31日は16時まで)。木曜定休(1月1日~4日は休業)

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