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JR勝浦駅で「駅ピアノフェスティバル」 ストリートならではの演奏披露

当日は駅ピアノ近くに観覧席が設置され、多くの人が演奏を楽しんだ

当日は駅ピアノ近くに観覧席が設置され、多くの人が演奏を楽しんだ

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 「第3回駅ピアノフェスティバルin 勝浦」が9月28日、JR勝浦駅で開催された。主催は勝浦市教育委員会。

各部門の優勝者。11月30日に開催する「駅ピアノのフェスティバルin千葉県」に出場する

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 JR勝浦駅に設置されたピアノは「気軽にピアノを弾いてもらえたら」との思いから、寄贈者自らがデザインを考え着色して寄贈された。同市特産品でもあるカツオと波をモチーフにしたイラストが描かれたピアノは毎月調律され、多く人が楽しんでいる。

 イベント開催に当たり参加者を募集、ソロ部門小学生以下の部に4人、一般の部に7人、連弾部門で5組が出演。勝浦市やいすみ市など近隣市町村だけではなく、東京、埼玉から参加した人もいた。連弾部門では親子や兄弟、いとこのほか「おばあちゃんと孫」で演奏する姿も見られた。

 ピアノ歴は1年目の初心者から66年のベテランまでさまざま。「子どもの頃にピアノを弾いていたが、大人になって弾かなくなってしまった。ストリートピアノが増え、目にするようになって、もう一度弾いてみたいと思った」という参加者も多かった。

 演奏曲は「HOT LIMIT」「恋」「新宝島」「ルパン三世のテーマ」「キューティーハニー」などなじみのある曲が多く、演奏中に手拍子やかけ声などで盛り上がる場面もあった。40席ほどあった観覧席は満席で、ゆっくりと演奏を楽しむ人のほか、駅を利用する人が足を止めて楽しむ姿も見られた。

 全ての演奏終了後、優勝者を発表。ソロ部門小学生の部は、東京から参加した高尾篤志さん、一般の部は茂原市在住の梅津英里さん、連弾の部はいすみ市在住の齋藤環菜さん、・心さんが、それぞれ受賞した。高尾さんは「このイベントをきっかけに勝浦を訪れた。家にアップライトピアノがないので、このように自由にピアノが弾ける場があってうれしい」と話した。

 受賞した4人は11月30日、同会場で開かれる「駅ピアノのフェスティバルin千葉」に出場する。

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